お役立ちワンポイント  制服お手入れ講座

お洗濯前チェック

洗濯前に制服のチェックを行えばボタンがなくなったり、シミが残ってしまうのを防ぐことができます。

  • ポケットの中を空にして、ホコリ等を払い出す。
  • ボタンが取れかかったり、ほつれた箇所がないか確認。
    →ボタンの取れかけや、ほつれは、洗濯前に直しておかないとボタンがなくなったり、ほつれが広がる原因になります。
  • 衿や袖口などの汚れが激しい部分は、石けん等であらかじめ部分洗いしておくと汚れが落ちやすくなります。

洗濯機で洗う

糸くず等が付着しないように、制服は単独で洗いましょう。

  • ボタンやファスナーをとめて、形を整えて裏返してネットに入れる。
  • 詰襟の前ボタンは簡単に取り外しができるので外してから、ネットに入れる。
  • 水温は30℃ぐらいが適当。ウール混の場合は30℃以下にしてください。
  • 脱水は30秒〜60秒程度。長く脱水するとシワがつきやすくなります。

手で洗う

洗濯物同士がこすれて、生地が痛むのを防ぐためと、糸くず等が付着しないように制服は単独で洗いましょう。

  • ボタンやファスナーを止めて、形を整える。
  • 詰襟の前ボタンは簡単に取り外しができるので外してから洗う。
  • 水温は30℃ぐらいが適当。ウール混の場合は30℃以下にしてください。
  • ゆっくりていねいに押し洗い。もみ洗いや生地同士をこすり合わせる洗い方は、 縮みの原因になる場合がありますので避けてください。
  • 脱水も、押し洗いの要領でゆっくり押しながら行ってください。 生地を捻って脱水すると生地が痛みやすく、シワがつきやすくなります。

シャツを黄ばませないコツ

汚れたら、できるだけ早く洗いましょう

着用、洗濯を繰り返すと、白いシャツ・ブラウスは次第に衿や袖口、
脇などに黄ばみが目立ってきます。
主な原因は、皮脂などの油汚れがたまり、酸化されて変色するためです。


シャツ・ブラウスを黄ばませないコツは、汚れたらできるだけ早く洗濯し、しっかりと汚れを落とすことです。 さらに、アイロンがけの際に衿や袖口にのりづけをしておけば、洗濯で汚れが落ちやすくまります。

もし、黄ばんでしまったら、市販の漂白剤を使用することにより、ある程度白さを回復させることができます。 漂白剤にはいろいろな種類がありますので、衣料の状況に合わせて使い分けてください。

ドライクリーニングって?

●水を使わないで、有機溶剤を使う洗濯方法です。
家庭洗濯のように水を使う洗濯をウエットクリーニング(ランドリー)と言います。
しかし、ウールなどのデリケートな繊維は水につけると傷みますので、有機溶剤を使って洗濯するドライクリーニングがベターです。

ドライクリーニングは有機溶剤で汚れを落とすため、 水では落ちにくい『油溶性の汚れ』を落とすのに効果的です。
しかし、『水溶性の汚れ』『不溶性の汚れ』はドライクリーニングで、十分に落とすことができません。 この場合は、ウェットクリーニング(水洗いクリーニング)がおすすめです。
ウェットクリーニングについては、クリーニング店にお問い合わせください。

油溶性の汚れ 皮脂、マヨネーズ、牛乳、バター、ワックス、化粧品
水溶性の汚れ 汗、しょうゆ、コーヒー、紅茶、日本茶、果汁
不溶性の汚れ 泥、すす、チョーク、カビ
注意!!
『水溶性の汚れ』『不溶性の汚れ』を残したままにしておくと、色あせや風合いの劣化の原因になる場合があります。

【クリーニングに出す前に】
クリーニング店に出す前にシミ汚れのチェックをしましょう。汚れがついている時は、その場所と原因をお店の人に伝えましょう。

制服の正しい干し方

制服はどのアイテムでも、脱水後はすぐにシワを伸ばし、形を整えて自然乾燥が基本です。
直射日光は、色あせや黄ばみの原因になりますので、避けたほうがよいでしょう。
アイテム 干し方 干す場所
上着(詰襟・ブレザー) ハンガー掛け 風通しの良い日陰
スラックス・スカート 吊り干し 風通しの良い日陰
シャツ・ブラウス ハンガー掛け 風通しの良い日陰
ニット 平干し 風通しの良い日陰
【干すときのコツ】
  • スラックス・スカートは、内側のポケット部分が乾きにくいので、裏返しに干すと均等に乾きやすくなります。
  • 風通しの良い日陰が見当たらない場合は、若干乾きにくくなりますが、洗濯ものに直射日光があたらないよう、 バスタオル等で覆うのもひとつの方法です。
注意!!
タンブラー乾燥機での加熱乾燥は、生地の劣化や芯地の縮みなど、型くずれの原因になるため使用しないでください。

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